盛岡に食にまつわる雑貨店 季節の野菜と食卓を豊かにする品物集めて

白を基調とした店内。食にまつわる品物が並ぶ

白を基調とした店内。食にまつわる品物が並ぶ

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 食にまつわる雑貨や食品と季節の野菜を扱う「背負子(しょいこ)+88(パパ)きつね森」(盛岡市内丸)が7月25日、オープンした。

手書きの看板が目印の入り口。野菜が並ぶこともあるという

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 同店は食に関係する品物を扱う「背負子」と、雫石町で農薬と化学肥料を使わずに野菜を作っている「88きつね森」の直売所が一つになった店舗。「背負子」は同店店長の吉田正希さんと玲奈さんの夫婦が、昨年3月に自宅玄関の土間を使って始めた小さな商店。2人が選んだ食器や調理器具、食品のほか、料理家の玲奈さんが作る瓶詰「四季のひとさじ」などを販売し、イベント出店なども行ってきた。「背負子」の開店当初から「88きつねの森」の野菜を取り扱っていたことをきっかけに協力を深め、「一緒に商いをしたい」という思いから店舗を持つことを考え始めたという。

 正希さんは「前のお店はとても小さかったので、今は少し広すぎるくらい。街の中心に引っ越してきたので、常連の皆さんにもいつでも買い物ができると喜んでもらえている。静かな環境でゆっくりと親しんでもらいたい」と話す。

 店舗はメンバーの意見を取り入れながら、正希さんが中心となって改装。白を基調とした店内には食器や調理器具などの道具、調味料、書籍など、正希さんと玲奈さんが実際に使ったり食べたりして「良い」と感じた品を集めた。商品を紹介するPOPには、商品の特徴などの説明に加え、使った感想や食べた感想を書き、手に取る人に伝わりやすいよう工夫した。「88きつね森」の野菜は「まずは食べてもらいたい」という思いで価格を低めに設定し、その季節ならでは野菜が中心に並ぶほか、珍しい種類のものが入荷することもあるという。

 正希さんは「日々の食卓をより豊かにする可能性があるものを集めた。置いている品物はどれも自信をもって薦められるものばかり。まずは手に取って、使ったり、口にしてみたりしてもらえたら」と呼び掛ける。

 営業時間は10時~18時。日曜、隔週月曜定休。

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