「盛岡フォトフェスティバル」が盛岡市内各所を会場に11月17日~19日、開催される。
同イベントは写真愛好家らが企画した参加型の写真イベント。県外ではプロやアマチュアの写真家が参加する大きなイベントや写真展が行われているが、市内では個人やグループによる個展が多いことを受け、写真好きの初心者から上級者まで誰でも参加できるイベントができないかと企画した。
イベント実行委員会の後藤靖行さんは「写真を印刷して手元に置いてもらいたい」という思いからSNSなどを通じて全国から写真を集め、2016年から仲間と共に写真集「PHOS(フォス)」を製作し、インターネットや市内の書店を通じて販売を行っている。
後藤さんは「SNSを利用すると、人の目に留まらず流れてしまう写真もある。データのままにせず印刷してみてほしい。画面越しに見るのと、印刷してじっくり見るのでは違う味わいがある。イベントを通じて印刷する楽しみも知ってほしい」と話す。
イベントは「岩手銀行赤レンガ館」をメイン会場に、「クロステラス盛岡」「南昌荘」「プラザおでって」の3つのサブ会場で行う。会場ごとにテーマを設け、赤レンガ館はポートレート作品、クロステラス盛岡では風景写真を展示。南昌荘はアーティスト館と題し、アート作品の展示とプロの写真家による作品の展示・販売も行う。プラザおでってでは、来館者が審査員となるフォトコンテストを実施する。
会期中は「旧石井県令邸」を会場にしたモデル撮影会も開くほか、会期中に撮影した盛岡市内・岩手県内の写真を使ったフォトコンテストを会期後に実施する予定。
後藤さんは「写真を撮る、見るといった楽しみだけではなく、撮影時や鑑賞時のマナーを含めた写真文化をイベントを通じて発信したい。全国の写真好きの皆さんの参加を心から楽しみにしている」と呼び掛ける。
参加料は1作品につき1,700円、モデル撮影会は3,000円。申し込み締め切りは9月15日。応募要項やエントリー方法はホームページから確認できる。問い合わせは実行委員会(TEL 019-623-8281)まで。