盛岡で「いわてまるごと科学館」 子どもたちが科学を楽しむ機会に

ロボットクリエーターの高橋智隆さん(左)と恐竜専門サイエンスコミュニケーターの恐竜くん(右)

ロボットクリエーターの高橋智隆さん(左)と恐竜専門サイエンスコミュニケーターの恐竜くん(右)

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 岩手県民情報交流センター「アイーナ」(盛岡市盛岡駅西通1)で7月17日、いわてサイエンスシンポジウム2017「いわてまるごと科学館」が開催される。

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 同イベントは科学技術の振興を図るとともに、次世代を担う人材育成に向けて、子どもたちに科学と触れ合う機会を提供しようと企画されたもの。昨年は「宇宙と深海」をテーマに開催し、4000人が来場。2回目となる今年のメインテーマは「ロボットと恐竜」となった。

 実行委員会事務局の佐山広太郎さんは「子どもたちが楽しみながら科学を学ぶにはどのようなテーマがいいだろうと考えた。身近な存在になっているロボットと、子どもたちからも人気のある恐竜を入り口に科学と出合い、将来、科学者や研究者を目指すきっかけになればうれしい」と話す。

 イベントは講演会とトークショーを中心に、実際に科学技術に触れられる展示体験コーナーを用意。未来科学講演会では、「ロビ」や「ロボホン」といったロボットを開発したロボットクリエーター高橋智隆さんを講師に迎え、「ロボット時代の創造」をテーマに講演を行い、ロボットの実演も予定している。特別企画では、恐竜専門サイエンスコミュニケーターの恐竜くんをゲストに招き、トークショーや恐竜の標本などを展示する「出張!恐竜ミュージアム」の解説を行う。特別コーナーでは、JAXAによる宇宙飛行士選抜試験の体験やブルースーツの試着、三沢航空科学館の紙飛行機教室、燃料電池自動車「MIRAI」の展示も行う。

 そのほか、県内の高等教育機関や研究機関などによる展示、工作・体験コーナー、中高生によるサイエンスショーも行われる。

 佐山さんは「県内の科学技術に関わる機関が集まり、科学の文化祭といえるイベント。子どもたちはもちろん、大人も楽しめる内容になっている。科学の楽しさを丸ごと感じてもらいたい」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は10時~17時。入場無料。詳しい情報はホームページで確認できる。

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