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盛岡駅前商店街が「おもてなし花火」 水曜日の夜に彩りを添えて

28日に打ち上げられた花火。開運橋付近でも多くの人が足を止めて空を見上げた

28日に打ち上げられた花火。開運橋付近でも多くの人が足を止めて空を見上げた

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 盛岡駅前商店街振興組合が6月28日から、毎週水曜の夜に花火を打ち上げる「もりおか駅前開運花火」を実施している。

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 花火の打ち上げは、今年3月に発表された経済産業省の「はばたく商店街30選」に同組合が選ばれたことを記念して行うもの。同組合ではこれまでもさまざまなイベントを企画してきたが、補助金を使ったものも多く、継続して実施できないイベントも多くあったという。そこで、自分たちの力で継続的に開催できるようなイベントを考案。夏の風物詩として花火大会をするというアイデアが浮かんだという。イベントの定着を目指すとともに、さらなる商店街のにぎわいや地域活性化の取り組みへつなげる。

 同組合事務局の本多素雄さんは「市内でも花火大会が行われているが、会場は市街地から離れていて、足を運ぶのが難しいという人もいる。街なかで花火が見えるのもなかなか面白い光景。地元の皆さんにも楽しんでもらえたらうれしい」と話す。

 花火は北上川の河川敷から10分間でおよそ100発を打ち上げる。初日となった28日には、帰宅途中の人や橋の上を通る人らが足を止めて、夜空を見上げて色とりどりの花火を楽しむ光景が見られた。打ち上げ後も次の開催日や時間に関する問い合わせが相次いでいるという。

 花火を見る際の注意として、橋の上や歩道の上で長時間立ち止まることや、事前の場所取りなど交通の妨げになる行為や打ち上げ場所付近に近づくなどの危険な行為は控えてほしいと呼び掛ける。

 本多さんは「1回目の打ち上げが終わって、『良かった、きれいだった』という感想も聞こえてきている。8月まであと7回、毎週水曜日の楽しみにしてもらいたい。花火を見に盛岡駅前商店街に遊びに来てもらえれば」と呼び掛ける。

 打ち上げは毎週水曜の19時45分~(8月2日・16日を除く)。雨天・荒天で中止する場合は、ホームページで発表する。8月30日まで。

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