盛岡観光コンベンション協会(盛岡市中ノ橋通1)は6月10日、「チャグチャグ馬コてくてくツアー2017」を開催する。
同ツアーは200年以上続く岩手の伝統行事「チャグチャグ馬コ」をより深く知ってもらおうと、2010年から毎年開催されているもの。毎年6月の第2土曜に実施される同行事は、滝沢市・鬼越蒼前神社から盛岡八幡宮まで、馬の勤労への感謝の気持ちを込め、馬具で飾った華やかな馬を連れて進行する祭り。
同日開催されている華やかなチャグチャグ馬コのパレードだけではなく、これまでの歴史や裏側を知ってもらおうと、盛岡ふるさとガイドと共に、馬にゆかりのある場所を徒歩で巡りながらパレードを楽しむ。
当日は盛岡駅を出発し、「御厩橋」と盛岡城跡公園の「桜の馬場」を遠望で解説。その後は、東北唯一の馬具店「塩釜馬具店」、賢治清水とチャグチャグ馬コの碑、もりおか歴史文化館などを見学し、中ノ橋周辺でパレードを見学する。パレード見学後、希望者は中津川の川原で休む馬たちの装束を見ることもできる。
同協会の担当者は「チャグチャグ馬コは華やかな表舞台が注目されてしまいがち。200年以上続いてきた歴史や、その裏で関わる人々について知ることで、チャグチャグ馬コを違った側面から楽しめると思う。ぜひ参加して」と呼び掛ける。
参加には事前申し込みが必要。申し込みは電話で受け付ける。料金は1,000円。募集は6月1日から7日まで。ツアーの詳しい内容はホームページから確認できる。問い合わせは観光情報プラザ(TEL 019-604-3305)まで。