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盛岡にカフェとワークスペースがある書店 「世界で一番優しい本屋」目指して

手前のテーブルには店主セレクトの新刊本、奥の棚に古本が並ぶ

手前のテーブルには店主セレクトの新刊本、奥の棚に古本が並ぶ

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 古本を中心とした書籍の販売スペースとカフェ、ワークスペースを併設した書店「Pono books&time(ポノ ブックスアンドタイム)」(盛岡市大通3、TEL 019-601-7253)が3月にオープンした。

ソファ席で店内の本を読むことも

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 幼い頃から書店を開くことが夢だったという店長の小山由香理さん。昼間は会社員として働く中で、夢を諦めきれない自分に気付き、一念発起。これまで通り仕事をしながら夢をかなえるため、平日の夜間と土曜・日曜に営業する書店を開くことを考えた。

 開店するためのアドバイスを受ける中で、書店と何かを組み合わせることを勧められ、自宅や会社以外で仕事や作業をする場所、本を読みながらくつろげる場所が盛岡には少ないということを感じ、現在の形にたどり着いた。

 小山さんは「ようやく夢の一歩を踏み出せた。自分にしかできない本屋は何だろうと考える中で、本屋とカフェ、ワークスペースが一緒になった場所が欲しいと思い付いた。忙しく過ごす皆さんが1人で落ち着ける場所になればうれしい」と話す。

 取り扱う本は小山さんが選んだ新刊本のほか、利用者が持ち込んだ古本が中心。小説や漫画、雑誌、新書など幅広い種類の本が並ぶ。店内の本はカフェスペースやワークスペースに持ち込んで読むこともできる。カフェスペースは、ソファ6席を用意。自宅のベッドのように広くのんびりとくつろげるスペースに仕上げた。ワークスペースは大きな窓に面したカウンター9席があり、電源とWi-Fiを備える。席の利用料は2時間540円で、別途ドリンクの注文が必要。コーヒー(486円)のほか、ビールとソフトドリンクを提供する。

 店名の「ポノ」はハワイ語で「バランスが取れた状態」という意味を持つ。小山さんは「訪れた人に落ち着ける場所や楽しい情報を提供し、心のバランスを整えてリラックスできるような『世界で一番優しい本屋』を目指す」と話す。

 「書店を開くと決めた時、たくさんの人が私の背中を押してくれた。この書店でも誰かの背中を押して、その人の言葉を実現してみたい。皆さんの好きなことや楽しみを共有できる場所を作っていきたい。ぜひ遊びに来て」と呼び掛ける。

 営業時間は月曜・火曜・金曜=19時~23時、土曜・日曜=14時~18時。水曜・木曜定休。営業時間は日によって変動する場合がある。情報はインスタグラムとツイッターで発信する。

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