雫石町の雫石プリンスホテルが4月15日、雫石スキー場(雫石町高倉温泉)でナイトロープウエーに乗り、ゲレンデでの星空観測を行う「星空ツアー」を開始する。
同ツアーは2015年の夏から始まり、毎年行われているもの。岩手県は総面積に対する人口分布が少なく、夜間の街明かりの影響を受けにくいため星の観測に適した環境といわれる。そこで、夜間にロープウエーを特別運行し、市街地よりも標高が高く、街明かりが少ないゲレンデで星を鑑賞するツアーを企画。県内外から参加者が集まり好評を得ている。今年からロープウエーの愛称を「雫石銀河ロープウエー」とし、地域と連携した観光資源として盛り上げを図る。
ツアーは標高約450メートルのホテル側山麓駅を出発し、参加者は10分ほどの空中散歩を楽しみながら標高約730メートルの山頂駅まで登る。その後、到着したゲレンデに寝転んでスタッフによる解説を聞きながら、星空を鑑賞。条件がそろえば流れ星や天の川を見ることもできる。雨天・曇天時には星にまつわるイベントや茶話会を行う。
同ホテルでは、星空ツアー付きの宿泊プランを用意しているほか、流星群の発生時期に合わせて雫石ゴルフ場周辺での流星観察会の実施も予定している。
料金は大人=1,800円、子ども=1,000円。10月21日まで。詳しい実施日や問い合わせは同ホテル(TEL 019-693-1114)まで。