市民が飾り付けに参加した「舟っこ流し」-夏の夜の川面を彩る

本番直前の船っこ流し。一般の市民の手による飾り付けで新しいのスタイルの「舟っこ」に仕上がった。

本番直前の船っこ流し。一般の市民の手による飾り付けで新しいのスタイルの「舟っこ」に仕上がった。

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 盛岡の盆の終わりを告げる風物詩「舟っこ流し」に、市内のNPO団体が市民で飾り付けをした舟っこを制作し、8月16日の本番に臨んだ。

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 企画したのはNPO法人アイディング(盛岡市仙北3)で、プロフェクト名は「みんなでつくる盛岡舟っこ流し」。8月4日にサンライフ盛岡、11日にイオン盛岡南SCをそれぞれ会場に、一般市民が飾り付けに参加し本番に備えた。

 盛岡の伝統行事「舟っこ流し」は元々、盛岡市のそれぞれの町内で作っていたものだが、最近は制作に参加する人が減るなどして、行事そのものが縮小化する傾向にあった。そこで新たにNPOを母体とした参加方法で、盛岡の伝統行事を盛り上げようというのが、このイベントを企画したきっかけだったという。

 今回の「舟っこ」のデザインは市内のデザイナー、千葉てるおさんが参加。従来の伝統的なものとは違ったややモダンな仕上がりになったという。同16日夕方、北上川の明治橋上流で行われた舟っこ流しの本番では、市立盛岡高校の野球部の生徒がボランティアで参加。豪快に燃えさかる船を肩まで川に浸かりながら引っ張った。

 同団体では来年も同様の市民参加型のイベントを企画していくという。

NPO(特定非営利活動法人)アイディング

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