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盛岡で「女優・三原葉子を語る会」 盛岡が生んだ映画女優の魅力と素顔に迫る

旧中央映画劇場前でほほ笑む三原葉子さん

旧中央映画劇場前でほほ笑む三原葉子さん

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 盛岡町家「三喜亭」(盛岡市鉈屋町)で3月4日、「女優・三原葉子を語る会」が開催される。

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 三原葉子(本名:藤原正子)さんは盛岡市鉈屋町出身の女優。毛皮商の娘として育ち、1951(昭和26)年に新東宝からデビュー。映画作品を中心にセクシー路線のトップスターとして活躍した。その後、映画産業の衰退に合わせるように1977(昭和52)年に引退。2013年に亡くなった。

 同会を主催する東海林千秋さんは「盛岡出身なのに三原さんのことを知らない人は多い。盛岡から東京へ飛び出すことすら難しかった時代に女優になる夢を持って、それをかなえた女性がいたことは本当に素晴らしく、盛岡市民として誇らしいことだと思う」と話す。

 同イベントは、三原さんの生家でもある「三喜亭(旧藤原家町家)」が2013年に「鉈屋町もりおか町家」として改修されたことをきっかけに企画された。「美しくなった生家で三原葉子の魅力を語りたい」という思いから2015年12月1日の映画の日に合わせて始まり、今回が2回目となる。

 イベントは当時の三原さんの活躍を知る人や学生時代の友人を招いたトークショーがメイン。元キネマ旬報編集長の植草信和さんや新東宝研究家の谷輔次さんらをゲストに、女優としての魅力や藤原正子としての素顔に焦点を当てる。当日は三喜亭の図書庫に三原さんが出演した映画のスチール写真の展示をするほか、施設内の見学も行われる。

 東海林さんは「三原さんの魅力は一言では語り尽くせない。女優としての演技や美しい姿はもちろんだが、彼女の明るくて優しい人柄に魅了されるファンもいる。盛岡から素晴らしい女優が生まれていたことを広めていきたい。三原さんを知らないという皆さんにも気軽に参加してほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は14時~。入場料は茶菓子付きで事前予約=500円、当日=700円。予約は大慈清水お休み処(TEL 019-622-8989)で受け付ける。

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