銀河高原ビール(西和賀町沢内貝沢)は2月11日、「椀子麦酒(わんこビール)」を岩手県限定で発売した。
同ビールは盛岡名物の一つ「わんこそば」をモチーフにしたもの。ドイツ・ケルン地方生まれの伝統的なビールスタイル「ケルシュ」を採用し、清涼感のある軽い飲み口が特徴で、わんこそばのように「何杯でも飲んでしまう」ようなビールに仕上げた。
ケルン地方ではグラスの上にコースターをのせるまでウエーターが次々とビールのお代わりを運んでくるのが一般的で、おわんに次々とそばを入れる「わんこそば」のスタイルとよく似ていることから「椀子麦酒(わんこビール)」と命名。わんこそば記念日である2月11日に販売を開始した。
「椀子麦酒」の構想は以前からあり、2014年から昨年までウェブショップ限定で、300ミリリットル入りの瓶で販売。好評を得ていたことから通年販売を行うこととなった。今回は手に取りやすいよう350ミリリットル入りの缶へ変更。岩手のマスコットキャラクター「わんこきょうだい」が描かれたかわいらしいパッケージデザインとなっている。
同社の担当者は「ビールを飲んだ皆さんから、もっと飲みたくなるという感想があり、まさに『椀子麦酒』という仕上がりになっていて私たちもうれしく思っている。県民の皆さんに飲んでもらうのはもちろんだが、岩手土産の一つとしても定着してほしい。ぜひ味わって」と呼び掛ける。
価格は288円。岩手県内の商業施設などのほか、アンテナショップ「いわて銀河プラザ」と同社ウェブショップでも取り扱う。