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岩手県立図書館で「絵本の病院」 大切な本を長く楽しむために

「子どもたちと絵本が長く友達であってほしい」と村松さん

「子どもたちと絵本が長く友達であってほしい」と村松さん

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 岩手県立図書館(盛岡市盛岡駅前西通1)で2月19日、絵本の修理を行う「絵本の病院」が開催される。

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 同館では、2月1日~14日の「岩手の読書週間」に合わせて、2月中は楽しみながら図書館や本に親しめるイベントを開催している。「絵本の病院」は子どもたちにもっと図書館を利用してもらおうと企画し、「子ども図書館フェスティバル」の一環として、表紙が破れたりページが取れたりするなど壊れてしまった絵本の修理を行う。

 企画を担当する同館スタッフの村松昭さんは「どんなに大切にしていても、本は必ず壊れてしまう。自分で修理しようとする子どもや親もいるが、間違った方法で修理すると逆に本を傷めてしまうこともある。図書館で借りた本を誤って壊した時も、慌てて修理しないでスタッフに相談してほしい」と話す。

 当日は児童コーナーで絵本を受け付け、図書館スタッフらが本の「お医者さん」となり修理を行う。本の状態を「診察」しながら、状態に合わせて専用の接着剤やデンプンのりなどの道具を使って修理をしていく。本の状態によっては修理できない場合もある。修理の受け付けは1人1冊までで、仕掛け絵本は対象外。

 村松さんは「何度も読んでいるお気に入りの本の方が壊れやすい。壊れた部分や修理した部分も本の歴史や持ち主の思い出となって刻まれていくものだと思う。大好きな絵本をいつまでも楽しんでもらうために私たちも頑張るので、まずは気軽に持ってきて」と呼び掛ける。

 受付時間は14時~15時30分。先着順で、事前申し込みは不要。

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