商業施設「Nanak(ななっく)」(盛岡市中ノ橋通1、TEL 019-625-1800)の7階催事場で現在、中古レコードと古着などを販売するイベント「新春ガレージマーケット」が開かれている。
同イベントは県内外から全12店舗が出店し、中古レコードや古着、ビンテージ家具などのユーズド商品を販売する初めての試み。女性の利用客が多い同施設に、男性や若者世代の客層を増やそうと企画された。昨今注目を集めるレコードと古着をメインに、「来て楽しい、買ってうれしい」がコンセプトの催事となっている。
ななっく営業企画部の寺田志真さんは「今回のイベントで初めてななっくに来たというお客さんも多く、『またやってほしい』という声が多く聞こえてくる。若者にとっては古着を、中高年層にはレコードや家具を入り口にして他のものに触れる機会にもなれば」と話す。
古着部門には、「Don Don Down on Wednesday(ドンドンダウンオンウェンズデイ)」が出店。これまでも同施設で催事を行ってきたが、正月時期の開催は初めて。今回は冬物衣料を中心に、ブランド商品や普段は店頭に並ばない着物と和服なども取り扱う。販売価格は一部商品を除いて1点=540円、2点=864円。レコード部門では「三共無線株式会社」(矢巾町)を含めた県内6社のほか県外から4社が集まり、3万5000点を超えるレコードやCD、オーディオ機器などを取りそろえる。家具部門は「BERRY FURNITURE(ベリーファニチャー)」(一戸町)が出店し、照明器具やソファ、テーブルなどビンテージ家具を取り扱う。
三共無線の小林敏宏専務は「普段の客層とは全く違う人が足を運んでくれるのが面白いイベント。音楽も家具も服もファッションという一つのジャンルにあって、生活を豊かにしてくれるものだと思う。今回の催事は3つを一度に味わえる最高のステージ。それぞれがこだわりの物をそろえて皆さんを待っているので遊びに来てほしい」と呼び掛ける。
開催時間は10時~18時30分(最終日は16時まで)。1月15日まで。