盛岡第四高文芸部の部誌が最優秀賞 全国高等学校文芸コンクールで

盛岡四高文芸部の皆さん

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 岩手県立盛岡第四高校文芸部が制作した「志高文芸50号」が12月10日、公益社団法人全国高等学校文化連盟などが主催する「第31回全国高等学校文芸コンクール」の文芸誌部門で、最優秀賞と文部科学大臣賞を受賞した。

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 同コンクールは高校生を対象とした文芸創作コンクール。小説・文芸評論・随筆・詩・短歌・俳句・文芸部誌の7部門に分かれ、今年は全国から3万1856点の応募があった。文芸部誌部門には171点の応募があり、その中から同校が頂点に輝いた。同校の最優秀賞受賞は2年ぶり12度目となる。

 「志高文芸50号」は文芸部部員14人が執筆。小説や詩といった個人作品のほか、定期的に行う俳句・短歌会の様子、作品研究などを全254ページにまとめ上げた。

 3年生で部長の土谷映里さんは「賞を取るためではなく、自分たちが書きたいものを作ろうと、部員全員が頑張ってきた。県のコンクールでは優秀賞だったので、全国でも評価されないのではと諦めの気持ちも少しはあった。受賞したと聞いたときは本当にうれしく、50号という節目の時に結果を残せてよかった。部誌の制作に協力してくれた皆さんに感謝を伝えたい」と話す。

 同誌は「道」をテーマに制作。50号を迎えるに当たり、先輩らが歩んできた歴史ある「四高文芸部」の道を振り返る意味でもこのテーマを選んだ。テーマに合わせた企画を設け、通学路をモチーフにした詩や1人の主人公の半生を描くリレー小説に挑戦するなど、新しい試みも取り入れた。

 来年に向けて2年生の佐々木海斗さんは「先輩たちがこれまで引っ張ってきてくれたが、今度は自分たちが後輩を引っ張って行けるかが不安。50号目を終えて、次のステップへどうスタートを切るかが重要だと思う。プレッシャーは感じているが、自分たちが納得できるものを作り上げたい」と意気込む。

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