岩手への移住を推進するプロジェクト「岩手移住計画」は11月23日、「Italian Dining AVAZ」(盛岡市菜園1)で趣味を通じた移住者向け交流会「いわてしゅみしゅみマルシェ盛岡編」を開催する。
同プロジェクトは岩手への定住促進を目的に岩手移住者向けの交流会などを企画し、移住者や移住希望者の交流から岩手へのU・Iターン者のネットワークづくりを図っている。これまでの交流会では、移住に関する不安や疑問の解消を目的にしてきたが、今回は「趣味を通じた友人作り」をテーマに、普段の人付き合いとは違った新たな人の輪を広げるための機会とする。
同イベント担当者の藤野里美さんは「親しい知人や友人ができるかどうかというのは、移住者の皆さんが共通して持つ不安の一つだと思う。普段生活している中では、同じ趣味を持つ人と知り合い、交流するきっかけも少ない。そこで、これまでの交流会とは趣向を変え、趣味に焦点を当てたイベントを企画した」と話す。
イベント当日は、同プロジェクトメンバーに加え、岩手で趣味を楽しむ個人・団体を「岩手暮らしを楽しむ達人」としてプレゼンターに迎え、それぞれの趣味や参加している活動について紹介。郷土芸能や登山、スポーツ、読書などさまざまな分野に携わる「達人」が登壇予定となっている。そのほか、飛び入り参加で趣味の活動をPRするミニプレゼンタイムも用意。その後は参加者同士の交流タイムがあり、グループ活動への参加表明や仲間づくりの場としても活用できる。
現在、参加者の募集を行っている。対象となるのは岩手に引っ越して5年目程度までの人で、専用の申し込みフォームとメールで受け付ける。参加費は1,000円。定員は30人。ミニプレゼンタイムに参加する「達人」も募集している。
藤野さんは「趣味を持っている人はもちろん、無趣味の人でもグループでも個人でも大歓迎。趣味の話だけではなく、生活情報の交換や日頃感じている悩みなどを相談できる機会にもなると思う。『趣味友』を探している人は参加してもらえれば」と呼び掛ける。
「達人」の締め切りは16日、参加者の締め切りは22日。