モスバーガーを展開するモスフードサービス(東京都)は、矢巾町にある「モスバーガー矢巾店」が考案した新商品「じゃじゃ味噌(みそ)チキンバーガー シャキシャキねぎのせ」を9月13日、一部地域を除く全国のモスバーガー各店で発売する。
同社では各地の名物や特産品を全国に届けようと「ご当地メニュー」の開発に取り組み、昨年から各店スタッフにアイデアを募り、商品化してきた。2回目となる今年は「選抜!直火(じかび)チキン祭」をテーマに商品アイデアを募集。229件が集まった中から、矢巾店考案の「じゃじゃ味噌チキンバーガー」と徳島県・鳴門店考案の「パリパリれんこんチキンバーガー 甘辛だれ」の2点が選ばれ、商品化が実現した。
メニューを考案した高梨渉さんは「時間を見つけては食べるほどじゃじゃ麺が好き。盛岡三大麺の中でも知名度が高くないじゃじゃ麺にもっとスポットライトを当てたくて考案した。じゃじゃみそとじか火焼きチキンの相性を考えた時に、熱い麺とみそを混ぜた時と同じようなうま味が引き出せると思った」と話す。
同メニューはじか火焼きした鶏ももの一枚肉の上に長ネギをのせ、たっぷりのじゃじゃみそソースをかけたハンバーガー。じゃじゃみその濃厚な味わいやネギの食感、鶏肉との相性、地域ならではの要素が含まれ「モスバーガーらしい味の表現ができている」と評価された。
バーガーに使われるじゃじゃみそは、アレンジを加えたモスオリジナルのじゃじゃみそソース。豚ひき肉に玉ネギやシイタケなど7種の野菜を加え、テンメンジャンや黒酢、コチュジャンで味付けしたごま油風味のピリ辛ソースに仕上げた。
高梨さんは「発売時期と国体・大会の開催がちょうど重なっているので、全国の皆さんに岩手の味を知ってもらいたい。うま味と辛味の効いたじゃじゃみそとジューシーなチキンのコラボレーションを味わってほしい」と呼び掛ける。
価格は430円。販売期間は11月中旬までを予定。