岩手県公会堂(盛岡市内丸)で6月25日・26日、陶磁器や服飾雑貨などの展示即売会「モリオカサマシコ」が開催される。
盛岡市と栃木県益子町、茨城県笠間市の作家が集まり、作品の展示即売を行う同イベント。盛岡市で漆塗りなどを手掛ける作家の田代淳さんが益子町でワークショップを開き、その時の参加者を中心に盛岡で展示会を行ったのがきっかけで始まった。今回で3回目となる。
イベント名の「モリオカサマシコ」も、盛岡・笠間・益子の語頭と語尾が偶然重なっていたため、それをつなげた。主催する鈴木稔さんは「知らない人同士が偶然出会って始まったイベント。盛岡に住む皆さんが笠間や益子に来て買い物するのは難しいが、この機会にたくさんの作品や作家と触れ合ってほしい」と話す。
今回は15人の作家が参加。陶磁器を中心に、服や布小物、木彫、漆塗りなどの作品が並び、作り手から直接購入することもできる。飲食ブースでは25日は「喫茶carta」(内丸)、26日は「六月の鹿」(内丸)、25日・26日の両日は「ベアレンビール」が参加するほか「Cafun?(カフネ)」(紺屋町)が軽食を提供する。
関連イベントとして現在、「喫茶carta」「ドゥエ・マーニ」(紺屋町)、「六月の鹿」の3店舗では、参加作家の作った皿やカップを使って「盛岡3店舗で器のお試し」を行っている。24日まで。25日の18時からは「六月の鹿」を会場に、栃木県の地酒が楽しめる「六月の鹿丸BAR」を開く。
鈴木さんは「このイベント自体、人と人のつながりで出来上がったもの。作り手と実際に会ってつながるきっかけになると思う。会場に来て好きな作家やお店を見つけてほしい」と呼び掛ける。
開催時間は25日=10時~17時、26日=10時~15時。入場無料。