「盛岡弁予備校」、好評受けて今年も

「今年は2回目!盛岡弁をみんなで、かだるべ」と佐々木さん

「今年は2回目!盛岡弁をみんなで、かだるべ」と佐々木さん

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 プラザおでって「おでってホール」(盛岡市中ノ橋通1)で6月25日、「おでって盛岡弁予備校~初夏の一日むたっと講座~」が開かれる。

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 同イベントは盛岡市とその近郊で使われている盛岡弁に親しむもので、昨年秋の開催に続き2回目となる。昨年のイベント終了後、参加者から「もう一度開催してほしい」という声があり、その要望に応える形で今回の開催に至った。盛岡観光コンベンション協会の佐々木健一さんは「昨年は盛岡弁が話せる高齢者の参加者が多かった。普段方言を話さない子どもたちや孫、若者世代、転勤などで県外から来た人も一緒に盛岡弁を知ってもらうきっかけになれば」と話す。

 「予備校」というタイトル通り、イベントでは「国語の時間」「音楽の時間」と、さまざまな科目に合わせて、盛岡弁を使って楽しむ内容となっている。当日はシンガーソングライターの田口友善さんによる盛岡弁なまり唄や景品付きのクイズ大会も行われ、盛岡弁を話せない人でも気軽に受講できる内容となっている。

 前回好評だった盛岡弁を使った川柳と小噺(こばなし)の発表も行われる。川柳は、昨年の川柳部門最優秀賞作品「おしょすごと けっちゃに着てだ 上っ張」のように盛岡弁を使っていればテーマは自由で、1人2句まで応募できる。小噺は盛岡弁についてのユニークなエピソードを募集。作品はイベント内で公開審査され、川柳・小噺ともに最優秀賞1人と優秀賞2人を発表する。

 現在、作品を募集している。応募用紙はホームページからダウンロードし、プラザおでって2階にある応募ボックスに投函(とうかん)するか、ファクス、メール、郵送で送る。締め切りは6月10日(必着)。「川柳や小噺を作ったことのない人でも、自分の経験を交えて作ってみてほしい」と佐々木さん。

 「このイベントのように方言に触れる機会は少しずつ増えている。盛岡弁を話す人でも意外な語源や意味を知らない人も多いかと思う。どんな人でも楽しく盛岡弁を学べる内容なので、難しく考えず気軽に参加してもらえれば」と呼び掛ける。

 13時30分開場、14時開演。料金は、前売り券=700円、当日券=1,000円。高校生以下は無料。前売り券はプラザおでって2階観光情報プラザで販売している。

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