盛岡市総務部情報企画室は4月21日より、これまで試験運用してきた地域ソーシャル・ネットワーキング・サービス(地域SNS)の正式運用を開始した。サービス名は「モリオネット」で、運営は、盛岡市を含む盛岡地域SNS運営会議など4団体の「協働」による。
地域SNSは、ウェブを利用したコミュニケーションサービス「ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)」とほぼ同様の仕組みだが、一般に広く普及している「mixi」や「GREE」といった大手SNSとは異なり、市や区などの限定した地域に住む人たちを主な対象としている点が特徴。同サービスはその盛岡市版で、盛岡に居住する人や働く人、あるいは盛岡に関心のある人を対象とする。
前身となる「e-moriokaコミュニティ」では、2002年より市民活動をする団体を対象に、ホームページのサーバーエリアの貸し出しや電子掲示板(BBS)、メーリングリスト(ML)のサービスを提供してきたが、昨年12月にサービスの対象を団体から個人に変更したことに伴い、新たにサービス内容をSNSに移行。約4カ月の試験運用を経て、本格的な運用に至った。昨年には「地方自治情報センター」からの助成を受けているという。
サーバーなどのサービス環境の構築は、初期段階では兵庫県で同様のサービスを行う「ひょこむ」に依頼。その後、地元ベンダーに運用を移行し、現在に至るという。SNSエンジンはOpen SNPを採用する。
すでに登録者は450人を超えており、大小にかかわらず地域のイベント情報やコミュニティー活動の様子がサイト上でやり取りされているほか、「クチコミマップ」では飲食店やショップなどの「レアな情報」も次々と掲載されている。同サービスの利用にはすでに登録したユーザーからの「招待」が必要。
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