滝沢市は12月2日、農産物共同直売所ふれあい(滝沢市)で「プレミアム滝沢はるか~黄金の濃密りんご~」の選定会を行った。
重量計、糖度計、蜜入りセンサーで一個一個を丁寧に計測した「プレミアム滝沢はるか」
「はるか」は、2002年に岩手大学農学部で生まれたリンゴ品種で、滝沢市で育成された。色は淡い黄色で甘く蜜が多く入っているのが特徴。香りもよくシャキシャキとした食感で高い糖度を誇る。
滝沢市は、滝沢で育成された縁で市内農家と提携してブランドリンゴ「滝沢はるか」の販売を2012年に開始。市内では水はけのいい火山灰土で寒暖差があるため、糖度も高く蜜の入った品質の良いリンゴが育つ。中でも、大きさ300グラム、蜜の入りが30パーセント以上、糖度16度のものを「滝沢はるか」、糖度17度以上のものを「プレミアム滝沢はるか」と選定。滝沢市経済産業部農林課の大森竜也さんは「プレミアム滝沢はるかほどの厳しい基準で選定されたリンゴはなかなかないと思う。昨年は15分で完売するほどの人気だった」と話す。
選定会では、11軒の農家から集められたリンゴを重量計、糖度計、蜜入りセンサーで計測し、条件をクリアしたものが「滝沢はるか」と「プレミアム滝沢はるか」に認定された。「滝沢はるか」は1個入り1,600円、4個入り5,500円。「プレミアム滝沢はるか」は1個入り2,000円、4個入り7,000円。
滝沢はるかを生産する田沼果樹園の田沼斉(ひとし)さんは「今年は天候が良かったので今までで一番いい出来になった。糖度が高く玉が大きく味もいいので、ぜひ味わってもらいたい」と購入を呼び掛ける。「来年はたくさん作りたい。スイカと同じように滝沢はるかも滝沢の名物になってくれれば」とも。
12月4日10時から、滝沢市観光協会が運営するネットショップ「チャグまるしぇ滝沢」限定で販売する。