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小さな画面を楽しむ公募展 盛岡の画材店が企画

112点の作品が集まった昨年の様子

112点の作品が集まった昨年の様子

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 盛岡の画材店「アートショップ彩画堂」(盛岡市材木町、TEL019-622-7249)が現在、「第2回F0公募展ミニアチュールzero2016」の出展作品を募集している。

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 同展は絵画の規格で一番小さなサイズ0号の中でも、長辺180ミリ、短辺140ミリのF0(エフゼロ)号の作品に限定した公募展。昨年は県内外から112点が集まった。

 開催のきっかけは、彩画堂で販売されている画材を使ったワークショップ「画材研究室」の中で、「小さな作品に光が当たるような展覧会を企画したら面白いのでは」という話題が出たこと。同店の伊山小枝子さんは「前回も多くの人に出品していただき、楽しい展覧会となった。盛岡は画材店やギャラリーが多く、絵画が好きな人が多いと思う。その中で発信できる場所や誰かに見せる場所を提供する良い機会になったと思う」と振り返る。

 限定されるのはサイズのみで、画材や表現方法に制限はない。F0サイズであれば水彩や油彩、ペン画といった平面画はもちろん、羊毛や布、粘土などを使用した半立体作品や木彫でも出品できる。ただし、半立体の場合は作品全体の厚みが壁面より6センチ程度という規定が設けられている。レターパックでの郵送が可能であることも条件となっている。

 出品作品は12月中旬に有識者による審査が行われ、大賞、アートショップ彩画堂賞、協賛団体賞が決まる。会期中には来場者による一般投票賞も設けられる。大賞受賞者には同店のギャラリースペースで個展を開く権利が与えられるほか、各賞受賞者にも額縁や画材などの賞品が贈られる。

 伊山さん「描きたいという気持ちが少しでもあれば、小さいサイズなので楽しんで描けると思う。初めて描く、久しぶりに制作するという人も大歓迎。締め切りまで1カ月弱あるので出品してもらえれば」と呼び掛ける。

 締め切りは12月5日。詳しい募集要項と申込用紙はホームページからダウンロードできるほか、郵送も行っている。

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