いわて生活共同組合が所有する盛岡市保存建造物「南昌荘」（清水町、TEL 019-604-6633）の紅葉が見頃を迎え、11月4日、「紅葉の庭園ライトアップ」が始まった。

「南昌荘」庭園の紅葉も見頃に

　南昌荘は、荒川鉱山（秋田県）の経営者の瀬川安五郎が自宅として清水町に1885年に建築。盛岡市の保護庭園・保護建造物、庭園は国登録記念物に指定されている。今年は南昌荘建設130周年、一般公開15周年。紅葉の見頃となる時期に毎年ライトアップが行われており、今年で7回目を数える。

　庭園のヤマモミジやイロハモミジは、10月下旬ごろから色づきはじめた。池に映る紅葉や、建物の中からも秋の風情ある景色を楽しめる。

　同4日にはライトアップ特別企画として、大船渡出身のシンガー・ソングライター濱守栄子さんのコンサートも行われた。同5日には「山口流篠笛コンサート」、6日には「佐々木陽ギターコンサート」が行われる。8日まで「山田忠・切り絵の世界」、6日から8日まで「秋田の手しごと草木染七宝展」も催される。

　いわて生活協同組合南昌荘の牧野典子さんは「今年はいつもより1週間ほど早く色づいた。現在は8割ほど色づいているので、今週末には一番の見頃を迎えるのでは。池のモミジのグラデーションがとてもきれいなので見に来てほしい」と呼び掛ける。紅葉見頃は11月中旬ごろまで。

　期間中開館時間は10時～20時（ライトアップは16時30分～20時）。入場料は、大人＝200円、子ども＝100円。ライトアップ期間は8日まで。