盛岡市内映画館と大通会館リリオ(盛岡市大通1)で10月16日から、「もりおか映画祭2015」が開催される。
盛岡の中心市街地の活性化、映画文化の継承・発展、東日本大震災の復興に向け盛岡の元気を全国に発信することを目的に開く同映画祭。盛岡に常設映画館が開館し100年目となる今年は「盛岡・映画の街100周年」をテーマに、盛岡の映画の歴史が感じられる映画祭を目指し、俳優の宝田明さんをメーンゲストに出演作品の「二人の息子」や「世界大戦争」など19作品を上映する。
17日は盛岡・映画の街100周年記念無料上映として、「太秦ライムライト」を上映。同作品で初主演を務め、長年「斬られ役」として活躍する俳優福本清三さんと元キネマ旬報編集長の植草宣和さんのトークショーも催される。18日は「DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る」の映画監督で盛岡出身の高橋栄樹さんがトークショーを行う。大通会館リリオでは、盛岡の映画館や上映作品に関する資料を紹介する「もりおか映画館歴史資料展」などのイベントも開催される。
同映画祭実行委員長の山田裕幸さんは「映画の持つ社会性や娯楽性を感じてもらい、幅広い世代に楽しんでもらえる作品を選んだ。たくさんのお客さまが来るのを楽しみにしている」と話す。
上映作品やタイムスケジュール、関連イベントはウェブサイトで確認できる。前売り券は、盛岡市内映画館ほか、プラザおでって、フェザン、カワトク、アネックスカワトクで販売中。今月18日まで。