盛岡で岩手を面白くする作戦会議「イワトック」が盛り上がりを見せている。

　「イワトック」は、プレゼンターと参加者が一緒に企画や活動について考え、賛同者を募るプレゼンイベント。同企画を運営する黒沢惟人さんが、鎌倉でスタートした「カマコンバレー」の取り組みを知り、参加したのをきっかけに岩手でも同じような取り組みができないかと始めた。キックオフイベントで集まった有志で今年4月から活動を開始。毎月第3金曜の夜に定期開催している。9月18には第6回目が行われた。

　同日は約20人が参加。仕事終わりの社会人だけでなく、大学生や制服姿の高校生も集まる。地域で何か活動を始めたいと思っている人が企画をプレゼン。プレゼンターが必要としているアイデアを参加者が一緒に考えて議論する。最後には一緒に企画の実施に向けて活動してくれる人を募るという3点に絞って行われる。約1時間で全てが終了するようなプログラムになっており、全てがテンポよく進められる。スタッフから実現に向けて進めるためのアドバイスなどもあり、これまでにプレゼンされた企画の4割くらいが実際に形になってきているという。

　黒沢さんは「盛岡は、学生の参加が多いのが特徴。社会人や学生関係なくフラットに話ができる場づくりも意識している。参加する人にはアイデアを出して積極的に『自分ごと』として関わってほしい。ネットワークづくりをしながら、主体的にも動くこともできるし、誰かのプロジェクトを応援することで関わることもできる。もっと普及していけば岩手が盛り上がってくるのではないかと思っている。ぜひ参加してほしい」と呼び掛ける。

　参加無料。次回は10月16日にアイーナ（盛岡駅西通1）団体活動室1での開催を予定。参加申し込みはフェイスブックページで受け付ける。