第10回全国高校生短歌大会「短歌甲子園2015」が、8月19日から21日まで渋民文化会館「姫神ホール」(玉山区)と盛岡劇場(松尾町)で開催される。
同大会は、盛岡市ゆかりの歌人石川啄木を顕彰するとともに、啄木が生まれ育った盛岡市にふさわしい若い世代の短歌作りを振興しようと2006年から毎年開催している。実行委員会事務局、盛岡市商工観光部観光課の村上麻衣子さんは「10回目の開催になるがまだまだ知名度が低い。大会を多くの人に知ってもらい、盛岡の魅力をアピールするきっかけにしたい」と話す。
全国大会には、事前に行われる予選を勝ち抜いた学校と昨年度の優勝・準優勝校のチームを含む36チームが出場。大会当日は3人で構成されたチームで競う団体戦と、参加選手全員による個人戦が行われる。特別審査員の小島ゆかりさんほか歌人や有識者が作品を審査する。入場無料で観覧でき、20日に行われる個人戦の予選は観客による審査も行われる。
村上さんは「短歌を作っている高校生同士の交流の機会になるだけではなく、有名な歌人に短歌を見てもらうチャンスでもあるのでぜひ参加してほしい」と呼び掛ける。
募集要項や参加申込票は盛岡市の公式ホームページからもダウンロードできる。応募締め切りは6月11日。