盛岡地方気象台(盛岡市山王町)は4月16日、盛岡城跡公園(岩手公園)のソメイヨシノの満開を発表した。
同気象台は4月9日に開花を発表。平年より12日早く昨年より4日早い開花で、観測開始から最も早い開花となった。
盛岡地方気象台担当者は「平年に比べ少し暖かい気温が続いたことにより開花が早まった。それに合わせて平年より早く満開を迎えた」と話す。標準木周辺のソメイヨシノの花芽の8割が開花したことを確認して「満開」と判断する。今年の満開宣言は平年より9日、昨年5日早く、最も早い満開観測となった。
今年、盛岡城跡公園のソメイヨシノは花芽の数が全体的に少なく、満開が観測になったが全体的に寂しい印象。開花が早まったことで散り始めも早くなる可能性もあるという。石割桜も満開の見頃を迎え、観光客でにぎわう様子が見られた。
盛岡城跡公園に花見に訪れた大森勤さんは「今年は開花が早くてどうしようかと思ったが、今日しかないと思って来た。満開の見頃に来られてうれしい」と桜を眺めた。