楽育事業「Hug‐Kum(ハグクム)」(雫石町、TEL 019-692-2929)は、子育て世代が農業を通じて学びながらコミュニティーをつくる「Hug-Kum菜園ワークショップ」を実施する。現在、1回目の参加者を募集している。
同事業は平成26年度雫石ふるさと文化基金の採択を受けて、昨年から20歳から40歳までの子育て世代が楽しく豊かな生活を送れるようになることを目的に、ワークショップを通じてコミュニティー形成に取り組んできた。今年度は、「生きる力をはぐくむこと」をテーマに親子で楽しく学べるワークショップを開催する。
同団体代表の櫻田七海さんは「これまでは楽しいことをワークショップでやってきたが、これからは生きるために必要なことを学べるワークショップをやりたいと思った。まずは食べ物を作るところから始めようと農業を主体にした。野菜の成長と子どもの成長を重ね合わせて共感したり、育てることを親子で共有したりして命の大切さを学ぶ機会になれば」と話す。
プランターに野菜を植えて育て、食品加工や調理して食べるまでを体験する。年5回開催予定で、各回単発の参加も可能。晴天時は雫石中町公園、雨天時は雫石公民館で実施する。
5月17日に行われる1回目のワークショップでは、ラディッシュやミニトマト、バジルの寄せ植えプランター作りを体験。作業をしたプランターは自宅で育てられる。「ワークショップ後も野菜の生育状況などを報告し合いながら、参加者がフェイスブック上で交流を続けられるようにしていきたい」と櫻田さん。子育て中の母親も参加できるように無料で託児ができるようにする。「子どもが居てもできないことはないのでぜひ参加してほしい」と呼び掛ける。
参加費は、大人=1,000円、子ども=500円。子どもは、3歳以上から作業体験に参加可能。定員になり次第締め切る。申し込みは電話とフェイスブックで受け付ける。