矢幅駅前に3月19日、矢巾屋台村さんなり横丁「YAHABAR(ヤハバル)」がオープンした。
矢幅駅前の土地区画整備事業に伴い、矢巾町商工会が中心となり「駅前のにぎわい創出」を目的に昨年9月、運営会社「ヤハバックス」を設立した。同社では、駅前広場の一角約160坪の敷地に屋台村を開設し、昨年からテナント入居者を募集。6店舗が集まった。
横丁のように店が軒を連ねる同施設には、立ち飲みとおやきを提供する「味の味橋屋」、創作料理「肉汁餃子バル又べゑ」、韓国家庭料理「アリラン」、鉄板焼き「あいあんぐりる てつお」、居酒屋「飲み処 政々」、魚居酒屋「粋活屋台まいど」の6店が、昼夜営業する。
矢巾町で毎年開催される「ちゃぶ台返し世界大会」にちなみ、店内にちゃぶ台席を用意する店舗も。敷地内ではテークアウトした料理を食べられるスペース「自由茶屋」を備える。岩手医科大学附属病院が矢巾町に移転する2018年には、同敷地内に新たに5店が増える予定という。
オープニングイベントでは、佐々木広之社長が「バルとして家庭、職場と続く第3の場と位置づけたい。屋台村では、矢巾町農産物や交流のある普代村の特産物を使った料理も提供していく。今後も多くの人が交流できるイベントを開催していきたい」とあいさつ。テープカットと鏡開きを行い、来場客に月の輪酒造(紫波町)の日本酒が振る舞われた。
同21日は、ビンゴ大会、岩清水産直販売会。同22日は、開店祝いみこし、タケルンジャーショー、ちゃぶ台返し春休み親子大会などを開く。