盛岡の酒造会社「桜顔酒造」(盛岡市川目町、TEL 019-622-6800)が発売した発泡性の日本酒「もりおかSAKEすぱぁくりんぐ」が、県外の物産展で好評だ。
同社では女性や若者にも日本酒に親しんでもらおうと、アルコール度数が低くフルーティーな味わいの発泡性の日本酒の開発を進めてきたという。昨年5月の試験販売を経て、12月15日に正式発売。地ビールや地サイダーのような「地元っぽさ」を出したいと、同社社長の工藤明さんが「もりおかSAKEすぱぁくりんぐ」と名前を付けた。
首都圏で開催される岩手県産品の物産展では、味の高評価とともに商品に地名が入っていることで購入する客も多い。岩手県内のスーパーや酒販店で販売されている他、物産展での人気を受けて全国に展開するデパートでも取り扱いが始まった。今後は東南アジアへの輸出も考えているという。工藤さんは「米と米こうじだけなので上品な甘さに仕上がった。この商品をきっかけに日本酒を楽しむ機会が増えてくれればうれしい」と期待を込める。
価格は330ミリリットル入り=500円。