もりおか町家物語館(盛岡市鉈屋町)で2月25日、今回が初となる「したまち小劇場祭」が始まった。
同イベントは、同館が鉈屋町かいわいの下町情緒あふれる雰囲気と、それに合った演劇をより近い距離で味わってもらおうと企画。毎年開催する予定で、本年度は「したまち小劇場祭2015~一人芝居シリーズ~」と題し、同館の浜藤ホールで盛岡と東京の役者による一人芝居が演じられる。
3月8日まで複数回公演する予定で、2月28日・3月1日には坂元貞美さんによる「白鳥の歌」、落語「悋気(りんき)の独楽(こま)」、3月4日・5日には畠山泉さんによる「新宿お七~ロンググッドバイ~」、3月7日・8日には桐谷夏子さんによる「台所のメディア」を上演。
初日の2月25日は伊勢二郎さんによる「おつむてんてん」を上演。ほぼ満席の会場は楽しくおかしい人情劇に笑いが起き、温かい空気に包まれた。
長内館長は「これからはかいわいの町家などにも会場を広げ、点ではなく面で楽しめるような劇場祭にしたい」と話す。
前売り券は、一般=1,500円、65歳以上シニア・学生=1,300円。当日券は一般・シニア・学生共通1,800円。電話とホームページで予約を受け付けている。