岩手から「若手リーダー米国派遣」に参加-岩手の魅力を米で発信

米国派遣に参加した岩手県国際交流協会の船越裕康さん

米国派遣に参加した岩手県国際交流協会の船越裕康さん

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 国際交流基金(東京都)が実施する「地方の魅力発信若手リーダー米国派遣事業」の第2陣として岩手県国際交流協会(盛岡駅西通1)の船越裕康さんが選ばれ、ロサンゼルスとデンバーを訪れた。

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 同事業は2013年度から始まった日米青少年交流「KAKEHASHI Project」の一環として、全国各地の地方自治体で地域活性化において活躍する若手を派遣し、米国で地方の魅力発信を目的に実施している。

 今回は、代表6人が1月18日~25日の日程でカルフォルニア州ロサンゼルスとコロラド州デンバーを訪問。各地で企業などに向けプレゼンテーションを行った。

 参加した船越さんは同協会での活動を紹介。これまで続けてきた国際交流イベントや外国人住民支援のためのボランティア研修など企画運営してきた経験から、市民がボランティアとして参加することによって国際交流、国際理解につながることを伝え、岩手を一度訪れるよう聴衆に呼び掛けた。

 ロサンゼルスで自然環境保護団体や日系アメリカ人コミュニティーと意見交換会を行ったほか、デンバーでは移民難民支援団体、シェアサイクルを運営するNPO、地元ビールメーカーなどを訪れ、アメリカで行われている地域活性化への取り組みを学んだ。

 船越さんは「アメリカではコミュニティーを大事にしているのを感じた。それぞれ(出自や属する地域など)のアイデンティティーをアピールしながら社会貢献していこうとする姿勢に感銘を受けた」と話す。「自分が架け橋となって、今回プロジェクトで出会った人たちが岩手とつながれるようにこれから取り組んでいきたい」と意気込む。

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