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盛岡の書店員が選ぶお薦め書籍ランキング「さわベス」-今年も23作品発表

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盛岡の書店員が選ぶお薦め書籍ランキング「さわベス」-今年も23作品発表

「今年さわや書店がお薦めする本です。年末の読書にどうぞ!」と竹内店長

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 さわや書店(盛岡市大通2)の店員がその年に読んだお薦め本をランキング形式で紹介する「さわベス」が12月11日、今年も発表になった。

 今年で11回目を数える同企画。昨年12月から今年の11月下旬までに発売された本を対象に、書店員が選定会を開催。売れた、売れないに関わらず純粋に書店員が読んで「面白かったか」を審査基準に、今年お薦めの23作品が出そろった。

 書籍部門1位には、「奇跡の人The Miracle Worker」(原田マハ著、双葉社)が選ばれた。岩倉使節団の留学生として渡米した去場安(さりばあん)が、伊藤博文伯爵に青森県弘前市に住む友人の長女介良(けら)れんの教育をお願いされる。れんは盲目で、耳も不自由で話すこともできない。ヘレン・ケラーとアン・サリバンの物語を、日本の明治時代を舞台に再編した作品。

 以下、書籍部門ランキング。2位「謝るならいつでもおいで」(川名壮志著、集英社)、3位「かたづの!」(中島京子著、集英社)、4位「手のひらの音符」(藤岡陽子著、新潮社)、5位「田舎でロックンロール」、(奥田英朗著、KADOKAWA)、6位「鬼はもとより」(青山文平著、徳間書店)、7位「冬を待つ城」(安部龍太郎著、新潮社)、8位「夏のキグナス」(柴崎竜人著、講談社)、9位「走れ、健次郎」(菊池幸見著、祥伝社)、10位「音わざ吹き寄せ」(奥山景布子著、文芸春秋)。

 今年は岩手を舞台にした小説作品「走れ、健次郎」「冬を待つ城」「かたづの!」と3作品がランクインするなど、郷土に触れた作品が多いのが特徴。今回は特別賞も設けられ、郷土賞に「地方消滅」(増田寛也著、中央公論新社)、新人賞に「環ハイレギュラーズ」(佐伯瑠伽著、中央公論新社)、復興枠賞に「紙つなげ!彼らが本の紙を造っている」(佐々涼子著、中央公論新社)が選ばれた。

 文庫部門1位には「アホウドリの糞でできた国」(古田靖、寄藤文平著、アスペクト)が選ばれた。税金無し、学校・病院も無料で食事は外食。国民は働かず、労働者は外国人。アホウドリの糞が蓄積してできたリン鉱石を資源に潤ってきた「ナウル共和国」が、リン鉱石の枯渇という国家危機を迎えた。なまけもの政府のまぬけな打開策の数々についての物語。

 以下、文庫部門ランキング。2位「海の翼」(秋月達郎著、PHP研究所)、3位「小説を、映画を、鉄道が走る」(川本三郎著、集英社)、4位「楽園のカンヴァス」(原田マハ著、新潮社)、5位「約束の森」(沢木冬吾著、KADOKAWA)、6位「たとへば君」(河野裕子、永田和宏著、文芸春秋)、7位「介護退職」(楡周平著、祥伝社)、8位「夜の床屋」(沢村浩輔著、東京創元社)、9位「牛を屠(ほふ)る」(佐川光晴著、双葉社)、10位「ここは退屈迎えに来て」(山内マリコ著、幻冬舎)。

 さわや書店本店の竹内敦店長は「今年は岩手を舞台にした小説や郷土系の本がたくさんあった年。中でもよりすぐりの本を紹介している。フェアも開催するのでぜひ店に立ち寄ってもらえれば」と話す。

 同日から、さわや書店全店で「さわベス」専門コーナーを開設している。

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