もりおか復興支援センター(盛岡市内丸3)は10月26日、復興支援市民フォーラム「マンガと震災」をホテルルイズ(盛岡駅前通7)で開催した。
同センターは、盛岡市の復興支援事業の一環として市民フォーラムを企画。奥州市出身の吉田戦車さんやしりあがり寿さん、三宅乱丈さん、とり・みきさん、鈴木みそさんが登壇し、「マンガと震災」をテーマにトークセッションを行った。約70人の市民が参加した。
登壇者は、今回で5回目を数える「漫画家が岩手を応援するツアー」のこれまでの活動報告や、それぞれが描いてきた震災をテーマにした作品の紹介を行った。
同ツアーでは、2011年5月に初めて被災地を訪れ釜石東中学校で交流したほか、がれき処理などを手伝った。そこから年1回のペースで被災地を訪れ、子どもたちと共に絵を描くなどの支援活動を続けており、同24日・25日にも陸前高田市を訪れ交流した。
しりあがり寿さんは「とにかく何か役立てればと思って試行錯誤してきた。子どもたちと一緒にやることにも手応えも感じるようになってきた。漫画家に何かできることがあれば、これからもやっていきたい」と話した。
また、特別ゲストで達増拓也岩手県知事も登壇し、現在の復興状況を伝えるとともに、「いわてマンガプロジェクト」の取り組みを披露した。