全日本珠算道連盟(本部秋田県能代市)主催「全日本そろばん百傑通信大会」中学生の部で、岩手珠算学院(盛岡市新田町、TEL 019-621-2888)に通う盛岡白百合学園中2年の武蔵菜花(なのは)さんが2年連続1位に輝いた。
同大会は、7月下旬から8月8日のそろばんの日に合わせて、全国にある同連盟加盟のそろばん教室で実施。制限時間10分間に、掛け算、割り算、見取り算100問が出題される。満点は計2000点で、武蔵さんは1125点を獲得して2年連続1位を達成した。「どれだけ時間内に多く解けるかが競われる大会。一問一問正確に解けるように心掛けた」と話す。「苦手な割り算に特化して練習を積むなど努力してきた」とも。
今年5月に行われた同連盟の珠算検定では、段位を取るよりも難しい1級に満点合格。1級は全国から約320人が受験し、満点合格は大阪の高校生と武蔵さんだけだった。また、珠算技能の高さと日頃の学習態度や積極的な姿勢が評価され「全日本そろばん大賞」にも選ばれた。
武蔵さんは「中学生になり勉強や部活が忙しいが、そろばん教室が楽しく続けられるのは先生や友人がいたからなので感謝したい。これからも集中して努力していきたい」と話す。
8月24日に発表された「通信そろばん東北大会」でも中学生の部で唯一の1等を獲得し、今後の活躍にも期待がかかる。