製麺会社「バンザイファクトリー」(陸前高田市)が、生パスタ専門店「椿の森mini」(盛岡市中ノ橋通1、TEL 080-6006-8230)を9月4日にグランドオープンする。
同社は2012年に陸前高田市で製麺工場を始め、生パスタをメーンに製造。同社社長の高橋和良さんは「陸前高田に雇用を生み出したかった」と震災直後から開発を進めてきた。工場直営店の第1号として同店を盛岡に出店。陸前高田にゆかりのあるスタッフを集め、現在プレオープン営業している。
麺は岩手県の特産品にこだわり、藤原養蜂場の蜂蜜、陸前高田産気仙椿油、九戸村の甘茶水、あさ開の5段仕込み純米料理酒を練り込んだオリジナルの麺。もちもち細麺(190円)、星影のパスタ(210円)、フィットチーネ(220円)、バジル(250円)、クレソン(240円)の5種類から麺を選び、ジェノベーゼ(490円)、カルボナーラ(580円)など8種類のパスタソースを選んで注文するスタイル。
店内には、テーブル席と座敷の20席を用意。陸前高田の現状を知ってもらいたいという思いから、現在の陸前高田の様子が分かる写真を展示している。高橋さんは「沿岸を懐かしんで食べにきてもらえればうれしい。落ち着いた和室もあるので、楽しんで味わってもらえれば」と話す。
プレオープン期間中の営業時間は11時~14時30分。土曜・日曜定休。グランドオープンから数日間はパンとドリンクをサービスするキャンペーンを行う。