紫波町図書館(紫波中央駅前2、TEL 019-671-3746)が5月29日、大人向けの図書館イベント「夜のとしょかん」を初開催した。
通常の開館時間帯に来られないという大人に向けて開館時間を延長。家庭や職場とも違うサードスペースとして図書館を利用してもらう狙いでトークイベントを企画した。飲み物を飲みながらゆっくり話が聞けるのが特徴で、図書の特別貸し出しも行われた。
岩手県農薬アドバイザーとして活動する「しわ・まち・コーディネット」の河野和広さんがゲストスピーカーを務め、「知って得するめっちゃ面白い農の話」を披露。当日は定員を大きく超える約65人が参加し、自然のあり方や野菜の効能、緑の革命の歴史を交えた農薬や遺伝子組み換え食品についての話に真剣に耳を傾けた。
参加した矢巾町で農業を営む佐々木昭英さんは「図書館でやるというのはいい企画。本来の『農』の意味を知らなかったし、原点を知ることができて勉強になった」と話す。
次回はテーマを変えて8月1日に開催を予定している。