薮川地区農村交流センター農家レストラン「ばっちゃん亭」（盛岡市玉山区、TEL 019-681-5515）がオープンから1カ月を迎える。

行者にんにくをふんだんに使用した「スタミナぎょうざ5個入り」（350円）

　ばっちゃん工房生産組合が5月1日にオープンした同施設は、薮川地区の活性化を目指し地域資源を生かした交流拠点。近隣に住む約20人の女性組合員が、加工場で薮川特産の行者にんにくを使用した加工食品や菓子を製造するほか、地元の食材を使った料理を出すレストランの運営を行う。

　建物やテーブルなどに盛岡市産材を利用した店内には20席を用意。冬も暖かく過ごせるようにと、まきストーブを設置した。レストラン内に産直も併設し、野菜や加工品の販売も行う。

　季節の山菜と薮川産の岩洞そばが自慢の「天ぷらそば」（550円）や行者にんにくの風味豊かな「スタミナぎょうざ」（350円）、「行者にんにく入り生ウィンナー」（200円）、冬から5月にかけては岩洞湖で採れたワカサギが味わえる。週末限定でバイキングを実施。山菜の天ぷらやおこわ、ひっつみなど手作りおかず12種類にそばも食べられるとあって、行列ができるほどの人気だという。

　組合長の玉山セイ子さんは「山菜が豊富な場所なので地元のものを売り出していきたい。他では食べられない薮川ならではの食材を味わってほしい」と呼び掛ける。

　営業時間は11時～15時、産直の営業時間は9時～17時。月曜定休。週末限定バイキングの料金は大人＝1,000円、子ども＝500円。