盛岡のラーメン店「柳家」の新店舗「柳家40th(フォーティー)」(盛岡市津志田南3)が4月25日、オープンした。系列店では珍しく「とんこつ」をメーンにしている。
「柳家」が盛岡市大通に本店を構えて今年で40年となることから店名が付けられた。「柳家」は系列店も含め「キムチ納豆ラーメン」が人気で、コンビニエンスストアの企画商品にもなるほど。新店舗では以前から研究も重ねてきた「とんこつスープ」を使った「とんこつ」をメーンメニューに据えた。
スープのベースは岩手県住田町のブランド豚「アリスポーク」を使用。特に「濃厚塩タンメン40(フォーティー)」(950円)は一般的なとんこつラーメンよりも「げんこつ」を多く使っており、「他店よりもスープは濃いが油を浮かべていないので意外とあっさりいける」と同店の槻舘晋太さんは話す。麺は他の系列店同様に自社農場で栽培した小麦を使い、具の野菜も岩手県産を使うなど地元の食材にこだわる。
系列店で人気の「キムチ納豆ラーメン」を同店では野菜の食感を楽しんでもらおうと「つけ麺」ならぬ「つけ具」として具を別皿で提供している。槻舘さんは「40周年を迎え『柳家』の伝統は残しながら新しいことに少しずつ挑戦していきたい」と意気込む。
営業時間は11時~15時、17時~21時。水曜定休。駐車場は24台。