「ayay new york tokyo」(東京都)のデザイナー依田綾さんが製作した47都道府県の県花・鳥・木をモチーフにした革バッグの作品展「花結び展~革から生まれた日本の花、鳥~」が4月18日から南昌荘(盛岡市清水町)で開かれる。
依田さんは、ニューヨークで革製品デザイナーとしてデビューし、バッグブランド「ayay new york」を立ち上げた。現在は日本を拠点に活動を行う。2012年、大船渡市でのボランティアをきっかけに革を使った手仕事講座を開催。大船渡の女性たちの手先の器用さにほれ込み、革バックの製作チームを結成した。
バッグは、カラーリングされた薄地のイタリアンレザーを切り抜き、何枚も組み合わせて金糸で刺しゅうを施したカラフルで躍動感のあるデザインが特徴。花びら一枚一枚を組み合わせ満開の桜を表現した「東京都そめいよしの」は、2週間かけて製作した力作だという。依田さんが手縫いで完成させた生地を大船渡の女性4人が丁寧にバッグに仕上げた。
「大船渡の女性を中心に手縫いの楽しさが広まればうれしい。多くの人に見てもらえれば」と依田さん。
入場料は大人200円、子ども100円。開催時間は11時~16時30分(20日は11時~15時)。今月20日まで。