浄法寺塗「わんこきょうだい椀(わん)」のお披露目をするわんこそば大会が3月29日、東家本店(盛岡市中ノ橋通1)で開催された。主催は、わんこきょうだい椀プロジェクト。
浄法寺漆産業(盛岡市上ノ橋町、TEL 019-656-7829)が、岩手県のキャラクター「わんこきょうだい」をモチーフにした本格漆塗りの椀を商品開発。堅くて丈夫な県産のみずめ桜を木地に使用し、外黒内朱の浄法寺漆塗りを施した椀にすずの蒔(まき)絵で目と口を加飾した。半つや消しの加工で、使用しているうちにつやが出てくるという。サイズは大(外径126ミリメートル×高さ71ミリメートル=ふた付き1万3000円、ふたなし8900円)と小(外径110ミリメートル×62ミリメートル=ふた付き1万1000円、ふたなし7900円)を用意。
わんこそば大会では、「かわいい」と大人も子どももわんこきょうだい椀を使って楽しみながらそばを口に運んでいた。浄法寺漆産業の松沢卓生社長は「浄法寺塗の本格的なお椀を子どもたちに使ってもらって、愛着を持ってもらえたら」と話す。今後も東家では、わんこそばの際にわんこきょうだい椀の貸し出しを行う。
同商品は6月下旬の販売を予定。現在、予約注文を受け付けている。