岩手大学図書館アザリアギャラリーで3月3日、外国人留学生による「岩手のいいところ写真展」の表彰式が行われた。主催は岩手県留学生交流推進協議会。
同協議会ではこれまで、留学生の交流を図る座談会を実施してきたが、岩手への思いや体験を写真という形で作品に表現してもらおうと同展を初めて企画した。岩手県内の教育機関に在籍する外国人留学生が参加し、「岩手のいいところ」をテーマにした写真21点を展示する。
表彰式では、岩手大学長賞=盛岡情報ビジネス専門学校、フィン・ドク・ドアン・グーさん(ベトナム)の「マイよ市」、久慈琥珀(こはく)賞=岩手大学、劉洋(リュウヨウ)さん(中国)の「夕陽」、白金運輸賞=岩手大学、王凱(オウガイ)さん(中国)の「雪の華」、アザリア賞=岩手大学、白韻(ハクイン)さん(中国)の「収穫」が受賞した。
材木町で行われている「よ市」のにぎわいを撮影したグーさんは、受賞を受けて「とってもうれしい」と笑顔を見せた。同協議会会長の藤井克己さんは「留学生の写真展は初めての試みだったが、それぞれ個性的な作品がそろっていて良かった」とあいさつした。
開館時間は10時~16時。入場無料。3月11日まで。同14日~24日にはアイーナ(盛岡駅西通)国際交流センター内展示スペースに展示される。