二戸地域の観光関係者や自治体職員らで構成する「九戸政実プロジェクト突撃隊」が現在、「現代の九戸政実クン選抜総選挙」の投票を受け付けている。

　九戸政実は、戦国時代末期の豊臣秀吉が行った奥州仕置に抵抗し、わずか5000の兵で6万5000の軍勢にひるむことなく戦った東北の英雄。九戸政実の郷土愛や意志の強さを継承し、東日本大震災から立ち上がろうとする東北の意気込みを全国に発信する「現代の九戸政実クン」を決定する。

　応募総数95人の中から一般部門11人、児童・生徒の部4人が候補者に選ばれた。候補者の中でも見た目のインパクトがある「イベントの盛り上げ役に欠かせない二戸のゴールデンボンバー」こと藤原久晃さんは、「僕自身が『ニノヘイ』というキャラになり、面白ギャグをさく裂させながら二戸の農産物をアピールしていく」と意気込む。

　1月8日までに二戸、九戸を中心に約1600票が投じられた。岩手県県北広域振興局二戸地域振興センターの菅野和幸さんは「九戸政実にちなんで組織の中で頑張っている人など、コメントを見て選んでもらえれば」と呼び掛ける。候補者のプロフィルは岩手県のホームページにも掲載している。

　ホームページとメールのほか、二戸、九戸地域の商業施設など34カ所でも投票できる。1月31日まで。結果は2月15日に二戸パークホテルで開催される「九戸政実まちおこしフォーラム2014北いわての乱～戦国終焉の地から地域復興の狼煙を～」で発表される。