12月2日、グルージャ盛岡のJ3への入会が決定した。選手らは結果報告を聞きファンと喜びを分かち合った。
11月29日にJ3ライセンスを得ていたグルージャ盛岡は、同25日のJリーグチェアマンの視察受け、Jリーグ理事会の入会承認を残すのみとなっていた。Jリーグ事務局から結果発表の電話を受けた同チームを運営するいわてアスリートクラブ社長の臼井康雄さんは「臨時理事会では、満場一致でグルージャ盛岡のJ3を承認すると決まった」と声高らかにJ3入りを宣言。地域リーグからは、グルージャ盛岡が唯一、J3昇格を果たした。
鳴尾直軌監督は「本当にここまでの道のりは簡単なものではなかったが、Jリーグ入りを信じて応援してくれたサポーターの皆さんのおかげでここまできた。一人でも多くの皆さんに応援してもらって、岩手がプロスポーツで元気になるようなチームを目指したい」と話した。選手たちは、シャンパンファイトならぬサイダーファイトでファンと喜びを分かち合った。
来年3月には、J3リーグの開幕戦を迎える。全国リーグとなり、年間試合数も増え、試合観戦が有料化されるなど運営面でも地域リーグと異なる。サポーターの確保や経営面が今後の課題だ。