「第34回○酒道(ききしゅどう)岩手県大会(○は口偏に利)」(主催:岩手県酒造組合)が9月21日、盛岡市大慈寺町のレストラン「ステラモンテ」で行われた。
同大会は、大吟醸酒や純米酒、普通酒などの7種類の日本酒を制限時間7分で当てる「競技」。当日は40人がエントリーし上位2人が出場できる全国大会を目指して普段の飲み会とは違った真剣な表情で酒の味比べをしていた。
優勝は地元テレビ局アナウンサーの藤村惠一さん。藤村さんは日本酒愛好家として知られ、岩手県独自の清酒酵母「ゆうこの想い」の命名者でもある。副賞として米10キロ、純米酒3升、ますます繁盛の意味を込めた2升5合の優勝ボトルが贈られた。藤村さんは「全国大会では南部杜氏の地元として岩手にメダルを持ち帰りたい。これからも岩手の酒のために貢献していければ」と、2年ぶり3回目の全国大会出場に向け意気込みを語る。
藤村さんは準優勝の横森宅弥さんと共に10月25日にホテルニューオータニ(東京都千代田区)で行われる全国大会に挑む。