大通会館リリオ(大通1)で9月7日、起業家支援の一環として「ベンチャー道場~サムライベンチャーサミットin いわて~」が開催される。主催はトーマツベンチャーサポート(千代田区)。
同社は東京を中心に2012年から全国47都道府県で同イベントを行っており、起業家の地域連携を図り起業しやすい環境づくりを目的に、今回盛岡で初めて開催する。参加者が「起業マインド」「成功意欲」を持つきっかけをつくり、地域経済活性化につなげたい考えだ。
同イベントを共催するサムライインキュベート(品川区)の榊原健太郎社長のアイデアから生まれた「サムライシャウト」の手法を使い、発表者は5分間のプレゼンテーションを行う。プレゼンの前に「サムライ!シャウト!」の掛け声で発表者と支援者の一体化を図るのが特徴。プレゼン内容は自由で、事業展開や事業への思い、製品・サービスPRなどさまざま。榊原さんがプレゼン内容を講評し指導や助言をする。当日は、岩手県内で事業を展開する9人が発表を行うほか、飛び入りでの参加も受け付ける。選出された優秀者は、最大500万円の出資を受けられるチャンスが与えられるほか、同社が主催し同28日に東京で開催される「サムライベンチャーサミット2013」へ招待される。
有限責任監査法人トーマツ盛岡事務所所長の谷藤雅俊さんは「若い人も含めて参加者も起業家も同じ方向を向いて日本経済を活性化するマインドを持ってもらい、成長する気持ちを共有できれば」と話す。「『自分が育つんだ』という意識を持てる場を今回のイベントを機に作っていきたい」とも。
開催時間は14時~19時。参加無料(交流会参加料別途2,000円)。同社ウェブサイトで事前の申し込みが必要。申し込み締め切りは9月6日。