岩手県社会福祉協議会(TEL 019-637-9711)を中心に、盛岡市(TEL 019-651-1000)、雫石町(TEL 019-692-2230)、矢巾町(TEL 019-611-2840)の各社会福祉協議会は、災害ボランティアセンターを設立した。
雫石町和野地区では和野川に流木が堆積。流れが本来の筋からずれて2本にわかれた
各ボランティアセンターは、9日の豪雨による崖崩れや水害に見舞われた地域の被災地へ派遣するボランティアの募集を行う。社協のほかにも、「東日本大震災被災地支援チームSAVE IWATE」は岩手県央豪雨被災地支援「チーム@しぇあハート村」(TEL 019-613-8880)を組織した。同チームは土砂災害により温泉街が大きな打撃を受けた繋地区での活動をメーンに行う。
雫石町では12日現在で、床上浸水86戸、床下浸水182戸、半壊1戸、全壊1戸の被害が報告されている。「現在は生活支援中心のボランティアが必要。それが落ち着いたらビニールハウスや田畑の復旧の手助けが必要になる。現在25件の支援要請が来ているが、今後増えていくはずだ」と話すのは雫石町社会福祉協議会事務局長の柿木典子さん。雫石町和野地区では、山にたまった雨水が鉄砲水となり民家を襲った。流木が河川の流れを変え、本流とは違った2筋に分かれる事態も起こった。
各社会福祉協議会の取りまとめは岩手県社会福祉協議会が行っている。ボランティアへの募集は各団体に電話で応募するか、岩手県社会福祉協議会に連絡する。8月末まではボランティアが必要という見通し。「チーム@しぇあハート村」への参加は直接連絡のこと。