盛岡市中央卸売市場(盛岡市羽場、TEL 019-614-1000)で7月26日、市場内を親子で見学するツアー「親子でめぐる市場体感ツアー」が行われた。今年で7回目の開催。
この日は朝5時45分の集合時間に、事前に申し込んだ小学生と保護者30人が参加。取引で活気あふれる市場内で水産、冷凍庫、青果の順に見学。マグロの説明では「大間産」が入荷とあって子どもたちよりも保護者が熱心に説明を聞いていた。また、活魚槽(そう)では泳いでいる魚や生きているカニやタコを子どもたちが興味深く見ていた。競りの模擬体験も行われ、子どもたちが「カボチャ」や「メロン」を競り落としていった。
見学終了後は朝食会が開かれ、市場の食材を使った海鮮丼、サラダ、デザートのスイカが提供された。盛岡市内から参加したという小学3年の男子児童は「市場の仕事は本で見たことがあるけど実際に見ることができてうれしい」と話した。盛岡市中央卸売市場業務課の吉田典史さんは「子どもたちにとって食品が食卓に並ぶまでの流れを知る良いきっかけになれば。夏休みの社会勉強として役立ててほしい」と語る。
同イベントは水曜、日曜を除く7月26日~8月6日の期間中に開催。既に見学者の募集は締め切っている。