参院選挙を控え、若年層へ向けて選挙に行くことを呼び掛ける「未来は僕らの手の中プロジェクト」が岩手でも始まった。県内約20店舗が賛同し投票証明書提示でサービスを提供する。
同プロジェクトは、2007年から神奈川県湘南地区を中心に始まった。投票率の低下が懸念される中、若年層を中心に政治に興味を持ち、選挙に行くことを促す目的で活動している。岩手代表を務める「太陽と月の家」(雫石町)の田村佳世さんは「若い人が政治への意識を表現する場がないと感じた。もっと社会へ目を向けてみようと呼び掛けたいと思ってプロジェクトへ参加した」と話す。
投票所で申請するともらうことができる「投票証明書」をプロジェクト参加店に提示することで、サービスを受けられるシステム。投票証明書がもらえない市町村では、投票所看板横で本人が写っている写真をプリントしたものを提示することでサービスが適用される。
県内では、vege cafe GREEN(久慈市)やconnected←connect(雫石町)、ステラモンテ(盛岡市)、ビューガーデン(紫波町)など約20店舗がプロジェクトに参加。参加店は同プロジェクトホームページで確認できる。田村さんは「堅苦しくなく選挙を楽しめる参加型の社会になればうれしい。みんなで楽しめるように選挙を盛り上げたい」と語る。
サービス提供期間は、8月20日まで。