もりおか復興支援センター(盛岡市内丸)は7月11日、開設2周年を迎え、東日本大震災の月命日に同センター前で被災地のぼりを掲出する活動を始めた。
同センターは、震災風化防止と支援継続の一助になればと、月命日である11日に被災地ののぼり16本を掲出する。のぼりには、岩手県、宮城県、福島県、岩手県沿岸12市町村、盛岡広域8市町村それぞれの自治体名と震災復興へのスローガンが書かれている。「大槌からありがとう」「心をひとつ、未来に向けた復興」など、各市町村からのメッセージを伝える。
同センター副センター長の細川玲さんは「盛岡にも避難者がいるということを知ってもらいたい。被災地から(のぼりで)応援をもらうことで避難者の方々にも地元とのつながりを感じてもらえたら」と話す。また、同センター開設から2年を振り返り「この2年で皆さんの思いを形にできる場所になったのでは。2年たって支援のニーズや形が変わってきた。前向きな人もいるが自立に向けない人もいる。そういう人に対応していきたい」と語った。
現在盛岡へ避難しているのは約660世帯。