岩手、宮城、福島の被災3県を自転車で走るイベント「CYCLE AID JAPAN(サイクルエイドジャパン)2013」が6月1日、盛岡で開幕した。
東日本大震災の被災地のために「自転車の力」で何かできることはないかと昨年5月に始められた同イベント。昨年は青森県、千葉県を起点とした太平洋側を走行するコースだったが、今年は岩手、宮城、福島の被災3県を走行するコースに。同1日・2日、8日・9日と4日間の開催で、全国から延べ1318人がエントリーした。
1日・2日は岩手県内の盛岡や花巻、一関を巡るコース。8日・9日は宮城、福島を巡るコースをそれぞれ設定。「盛岡~花巻ロングコース」「盛岡周回ミドルコース」が開催された1日、スタート地点となる盛岡中央公園(盛岡市本宮)には全国から197人の参加者やその家族、大会関係者が詰め掛けた。地元の郷土芸能「さんさ踊り」の披露やご当地キャラの「そばっち」に見送られて8時から順次スタート。公道での安全上、一斉ではなく「さみだれ式」のスタート方式が取られた。
同イベントを主管する一般社団法人自転車協会の菅野剛さんは「このイベントが復興の一助になれば。6月9日のグランドフィナーレに向けて全力で盛り上げていきたい」と意気込む。「グランドフィナーレイベント」は6月9日、ゴール地点でもある「四季の里」(福島市新井)で「スペシャルサポーター」のサンドウィッチマンを司会に迎え、ステージイベントや自転車安全教室などが行われる。