震災風化を防止しようと岩手県東京事務所（東京都中央区銀座、TEL03-3524-8316）がメールマガジン・プロジェクト「いわて復興応援団」で募集している「団員（会員）」数が1000人を超えた。

　首都圏の震災風化を実感し、岩手の情報を提供することで少しでも岩手へ心を寄せてもらおうと2012年7月から運用を始めた同マガジン。岩手の復興状況、観光物産情報、首都圏での岩手関連イベント情報などを月2回のペースで配信する。現在までに16号が配信された。

　応援団参加資格は「岩手の復興を応援しよう！」という気持ちがあること。個人、企業、団体問わず常時団員を募集している。これまで都営地下鉄での募集ポスター掲示や、イベントでPRするなど、参加を呼び掛けてきたという。団員には、「岩手産のものを買う」「旅行では岩手を候補の一つに」「岩手の魅力をPRしてほしい」「できることから復興に協力する」「東日本大震災が東北で起きたことを忘れない」と5つの「お願い」をしている。

　同事務所の藤原保子さんは「震災があったことを忘れないでもらいたい。実際に岩手に行って岩手の魅力を存分に感じてもらいたい。そして、岩手の良さを周りの皆さんにも広めてもらえたら」と話す。また「1000人集まったので、（応援団の）新しい動きを今後は考えていきたい」とも。

　応援団への登録は無料で、同事務所ホームページから登録できる。